今回はテレワーク、在宅勤務に最適なオカムラ製デスクチェア『バロンチェア』をレビューしていこうと思う。
結論:『オカムラ:バロンチェア』を買ってよかった
数か月使用して感じたのは、このデスクチェアを買って本当に良かったということ。
デスクに長時間向かっているときに感じていた身体の痛みはなくなり、デスクに向かっている時間が非常に快適になった。
(あまりに快適なのか、家にいると家族の誰かが必ずこの椅子に座って、本を読んだりテレビを見たりしているようになった。)
解決した悩み
- 腰痛
- 肩こり・首こり
- 腕の痛み
こんな方におすすめ
- テレワーク(在宅勤務)をしている方
- 夫婦でテレワークの方
- 長時間デスクに座っている方
- 身体にフィットする高機能なデスクチェアを探している方
バロンチェアを使ってつくった自宅ワークスペースの紹介記事はこちら。
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1.5畳で理想のワークスペース!自宅で快適なテレワーク環境に作りに必要なものを紹介
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デスクチェアの購入を思い立った理由
テレワークの始まり
2020年2月ころからコロナウィルスの蔓延により、各企業でテレワーク(在宅勤務)が推奨され、私が働く会社でも、週に2~3回程度のテレワークが導入された。
ただ、自宅にはテレワークできるようなワークスペースがなく、有り合わせのモノで仕事をするようになった。
既存の椅子で腰痛、肩こりが悪化
自宅にはデスクチェアはなく、背もたれのない曲げ木の台(?)や食事用の椅子を使用していた。
が、椅子が身体にフィットしていないことで、
腰が痛い
肩こり・くびこり
腕が痛い
と、どんどん身体が痛くなり自宅での仕事が苦痛に…。
4月以降はさらにテレワークの時間が増えるということで、観念してデスクチェアを導入することを決意した。
これが自宅用のデスクチェアを購入しようと決心した出来事だ。
(実際、2月から5月の期間中にデスクチェアを購入したという知人が私の周りだけで3名いた。急なテレワークで同じ悩みを抱えた方が多かったのだろう。)
デスクチェア選びのポイント
今回のデスクチェア選びのポイントは2点。
- 身体にやさしいこと
- 多機能であること(家族全員の体にフィットさせられること)
を中心に考えた。
Point1:身体にやさしいデスクチェア
今の自宅にある椅子を使用していて問題だと思うポイントは3点。
座面が固い → 腰が痛い
座面の高さ調整ができない → 肩こり、首こり
アームレストがない → 腕が痛い
仕事をしているだけでどんどん身体がきしみ、悲鳴を上げる環境では業務パフォーマンスの向上は望めない。
ということで、今回は、
に重点をおいて選んでいった。
ヘルニアを再発させない
「身体にやさしいデスクチェア」にこだわるのには理由がある。
私は腰椎にヘルニアの既往歴がある。
腰椎椎間板ヘルニアはかなりひどく、発症後は歩行困難になり、最終的に手術をした。
術後も再発を重ねつらい日々が続き、普通の生活を送れるようになったのはここ数年のこと。
せっかく手に入れた日常生活を、椅子1つが身体に合わないためだけに失うわけにはいかない。
今回のデスクチェア選びは、自身の健康を守るために大切なことだった。
Point2:家族みんなで使える多機能なデスクチェア
デスクチェアの使い方や使う人は様々だ。
デスクチェア:使う人と使い方
- 使う人 私、妻、子ども(7才、5才)
- 使い方 テレワーク、ブログ執筆、デザイン業務、オンライン授業、ゲーム、動画視聴
このように4人が様々な用途で使用する。
一人一脚デスクチェアを用意するわけにはいかないので、一脚で全員の身体にフィットわせられる「多機能なデスクチェア」が好ましい。
機能とコスパのバランス良し!『バロンチェア』を購入
『バロンチェア』を使用して約1年になるが、座り心地は非常に快適で、求めていた2つのポイント「身体にやさしいこと」、「多機能であること」をほぼ完ぺきに満たしている。
その中で、私の考える「バロンチェアの優位性」はこうだ。
身体にやさしく、高機能なチェアを他の製品に比べ安価に手に入れることができる。
↓
他製品よりコスパが良い
『バロンチェア』はデスクチェアとして必要な機能をほぼすべて備えており、更に同等の製品に比べ安くコスパが良いのだ。
各社製品と価格比較
『バロンチェア』を含む高級デスクチェアの価格を一覧にしてみた。
製品名 | 新品価格
(Amazon) |
中古価格平均
(メルカリ) |
オカムラ・バロン | 138,952円 | 45,000円 |
スチールケース・リープ | 148,000円 | 52,000円 |
オカムラ・コンテッサ | 178,455円 | 75,000円 |
アーロンチェア・リマスタード | 187,000円 | 98,000円 |
※中古品は製造年2018年以降の製品で、美品のもの。
一覧にしてみると、各社の高級オフィスチェアが軒並み15万円かそれ以上となっている中で、『バロンチェア』は13万円台。
中古市場やフリマサイトからの購入だと、新品の半値以下で購入できるため程度の良い品に出会えれば更にコスパは上がる。
(ただ、テレワーク需要の高まりで現在は価格が高騰気味)
実際これ以下のモデルだと、本体が少しがたついたり、求めているポイントを満たせない製品が多く今回の購入範囲から外れてしまう。
高機能デスクチェア(ワークチェア)を買おうとするとそれなりに価格が高いが、「10年間毎日使うもの」として考えれば、一日十数円の出費であることから価格はあまり気にしないことにした。
(妻にはしっかり良さを説明し、ご納得いただきました。)
『バロンチェア』のおすすめの機能とオプション
以下で『バロンチェア』の機能や、おすすめのオプション等を紹介していく。
(1)おすすめの機能について
①メッシュ素材
背もたれや座面がメッシュ素材となっているため、夏でも蒸れることなく快適に使用できる。
テレワークによる在宅勤務増加により自宅で業務することが多くなった方に、このメッシュ素材による通気性の良さ、涼しさは大きなメリットになる。
また、バロンチェアのメッシュは、ただ布が織り込まれているわけではなく横には強い繊維が数本走り、タテには強く編み込まれている。
また網目も大変細かいので、長く使用しても問題なさそうだ。
②リクライニング固定と強弱調整
バロンチェアは背もたれのリクライニングを固定したり、リクライニングの強弱を調整する機能がある。
リクライニング固定 → 長時間背もたれに身体を預けるとき
リクライニング強弱調整 → 使う人の身体に合わせて使い分け
映画や動画を見たりするときは自分の好きな場所でリクライニングを固定することができる。
背もたれを固定するのも、左側のレバーをチョンとはじくだけのワンタッチ。
また、リクライニングの硬さの調整は右側のレバーをくるくる回すだけ。
様々な機能の調整がワンタッチでできるようになっているのも、高級デスクチェアの利点といえるだろう。
③座面位置の上下調整
座面の高さは身長の高さで変わるため、我が家では必ず必要な機能だ。
『バロンチェア』の座面調整は椅子右側のレバーを引くことで、上下約10センチほど調整が可能。
このレバーまでの距離が遠いデスクチェアも多いが、この椅子はちょうどいい場所に設置してあるため、高さを変更が手間にならない。
エアーの反発も強すぎず、ちょうどよい位置に座面を調整しやすい。
④座面の前後スライド調整
『バロンチェア』は座面を約10cm程前後させることができる。
男性、女性、子どもなど身体のサイズに合わせて柔軟に対応できるデスクチェアになっていると感心する。
座面の調整は、座面両側にあるレバーで調整可能。
簡単に弾けるレバーだが、かみ込みはしっかりしている。
(2)おすすめのオプション
①可動式アームレスト
『バロンチェア』はアームレストを「可動式」「固定式」「なし」の3種類から選択できる。
結論から申し上げると、アームレストは「あり」、かつ「可動式」がおすすめだ。
可動式アームレストは、約10cmの上下調整機能が付いており、身長や腕の長さに合わせて高さ調整ができる。
ラチェット式なので、座ったまま軽く持ち上げるだけで簡単に調整ができることはメリット。
更に、この可動式アームレストを絶対選ぶべき理由がもう一つある。
オススメ理由 内側に曲げると、最高に使いやすい
可動式アームレストは、外側から内側まで4段階で回転させることができる。
パソコンでキーボード入力しているとき、人の腕は「ハの字」になっている。
この時アームレストが「まっすぐ」の状態になっていると、かなり脇を開き、少し猫背にならないとアームレストに肘が置けない。
しかし可動式アームレストの場合、PC作業中パッドを内側に曲げることで無理なく肘を置くことができる。
私自身、テレワークやブログ執筆などでキーボード入力が多く、デザイン業務ではマウスやペンを走らせる機会が多いため、この「内側に曲がる可動式アームレスト」は大変重宝している。
おかげで肩こりや腕の痛みがかなり軽減された。
バロンチェアには、「可動式アームレスト」オプションを付けるのがおすすめだ。
②本体とフレームカラーを選べる
『バロンチェア』カラーバリエーションも多く、好みのチェアを購入できるのが魅力だ。
場所 | カラーバリエーション |
メッシュ | 12種類 |
ボディー | ブラック or ホワイト |
フレーム | ポリッシュ or シルバー(艶消し) |
我が家は家具を「ブラック」「ブラウン」「ホワイト」を中心としてそろえているため、この中から選ぶことにした。
今回設置するPCデスクは「ブラウン」なので、同系色は選びにくい。
また、汚れが目立ちやすい「ホワイト系」は今回見送り。
フレームは家具屋さんでいろいろ椅子を探していた時、艶のあるポリッシュタイプがとてもおしゃれでかっこいいと思っていた。
最終的には「ブラックのポリッシュタイプ」に決定。
③座面タイプ
座面は「クッションタイプ」と「メッシュタイプ」の二種類から選べる。
背もたれと同様にメッシュタイプを選んでもよかったが、後ろ側に盛り上がりを感じたことで腰に影響が出る可能性を感じた。
今回はクッションタイプを選択した。
(3)お好みオプション
①ヘッドレスト
バロンチェアはオプションで「ヘッドレスト(可動式 or 固定式)」「ヘッドレストなし」を選ぶことができる。
背もたれにどっかりと寄りかかるとき、ヘッドレストがあると快適だ。
バロンチェアのヘッドレストは大型で、程よいテンションのメッシュが首をしっかり受け止めてくれる。
ただ、今回このチェアを設置するのは自宅。
会社と違い、広くない自宅スペースにヘッドレスト付きのチェアを置くと、間仕切りのようになってしまう。
圧迫感を感じてしまう可能性があるため、ヘッドレストは今回は見送った。
Amazonでも販売されているので、必要そうなら改めて購入しようと思う。
(ヘッドレストだけで3万円近くする)
まとめ
今回テレワークによる在宅勤務時間が増え、自宅ワークスペース改善の1つとしてこのオカムラ製『バロンチェア』を購入した。
実際かなり高価な商品で少し悩んだが、腰の持病を悪化させたくないこと、自宅にいても業務パフォーマンスを落としたくないことからこのチェアを選んだ。
結果としては大成功。
数か月利用して、以前の椅子で感じていた腰痛や肩こりはほぼ感じなくなった。
また、アームレストに肘を載せられるようになり、ブログの執筆や会社の経理業務、デザイン制作等も非常に快適に行なえている。
「仕事道具はケチるな」と言われてきたが、まさにその通りだ。
身体にやさしく、多機能なデスクチェアをお探しの方へ、このオカムラ製『バロンチェア』をおすすめします。