本の収納スペースに困ってい方いませんか?
以前のわが家では、
- ビジネス本や啓発本、雑誌
- 子どもたちの絵本や小説
が気づくと本棚からあふれ、生活スペースへのはみ出しは日常茶飯事でした。
(それなりに本を読む家族で、4人での月間読書冊数は100冊を超えています。)
廊下や寝室、空いた棚の上にも本がが転がっている状態であり、「どうにかしないと!」と一念発起して本を片付けるも、また元に戻るを繰り返していました。
「限りある自宅スペース VS 増え続ける本」
この状態を解決するため、数年前から「本を増やさずに読書を楽しめる仕組み」を考え実践しています。
この仕組み考え行動に移してから、本を買っても、本棚の収納スペースからあふれだしてくることはなくなりました。
今回は、家族で月間100冊近く本を読む我が家の
「収納スペースに困らない、本を増やさず読書できる仕組み」
を紹介していこうと思います。
なぜあふれるか? 結論:モノ > 収納となるとあふれます。
本があふれる原因はただ1つ、収納に対して本が多すぎるのです。
入れるモノ(本) > 入れ物(収納スペース)
となるので、本があふれます。
単純ですね(笑)。
本をあふれさせないための考え方2つ、仕組み1つ。
この本あふれ問題(収納スペース足りない問題ともいえます)を解決するには2つの選択肢があります。
- 入れるモノ(本)を減らす
- 入れ物(収納スペース)を増やす
収納スペースに入りきるまで本を減らせば、本があふれることはありません。
一方で収納スペースを増やせば、今ある本をすべて収納できます。
この2つの選択肢、どちらを選ぶかはその人のライフスタイルによります。
結論から申し上げると、私は「1番:入れるモノ(本)を減らす」を選択しました。
考え方1:本を減らすこと → 暮らしの余白を増やすこと
本を減らすことは、暮らしの余白を増やすことにつながります。
モノがあふれていたスペースを空白にすることで、
「未来を受け入れる空間」
にすることができます。
これは、本棚のスペースだけでなく、すっきりしたお部屋でシンプルに暮らすためのポイントとなる考え方だと思っています。
私個人の場合、
- 長男が小学生 → 学校・習い事で使うものが増える
- 次男も来年小学生 → ランドセルや教科書が増える
- 夫婦 → テレワーク用ワークスペースを作る
など、将来自宅のスペースを使う未来がある程度予測されていました。
そのため、これ以上本に使うスペースを増やすことはできないと判断。
本を減らし自宅スペースの余白を作って、将来に備えようとなりました。
考え方2:本は『循環する資産』
本を減らす(手放す)には本が、『循環する資産』と考えることがポイントになります。
本は、とても手放しにくいものです。
なぜなら、本はお金を払って手に入れた「資産」、であり思い出が詰まっているから。
身銭を切り、自分・子どもに投資してきた時間すべてが本という形で自宅に残っています。
つまり、手放すには勇気がいるんです(私がそうでした)。
ようやく、私が本を減らせるようになったのは、
本は『循環する資産』
と考えるようになってからでした。
仕組み:本の『循環サイクル』を整える → 増えても減らせる仕組みを作る
本を『循環する資産』ととらえるポイントは、「ほとんどの本が手放してもまた手に入る」というところ。
多くの本は広く流通しており、一度手放してもまた手に入るものが多いです。
(私が自宅の本を調べたところ、90%以上は「もう一度手に入る本」でした。)
特に最近は、中古ショップ(B to C)、フリマアプリ(C to C)等の購入・売却の選択肢が増えたことで、
「本を買う → 読み終わったら売却 → お金にする → また本を買う → また手放す」
という本の『循環サイクル』を繰り返しやすく、長期間本を所有するメリットが薄くなりました。
これに気づいて初めて、「大切な本以外は売って、必要な時にまた買えばいい」と思えるようになりました。
今でこそ私の中では当たり前になりましたが、「本は大切!本は資産!」と思って生きていたころ、そもそもこの考えに至りません。
結果として、本をあふれさせていました。
本を手放す基準を決めよう。
私は以下の基準で手放す本・手放さない本を決めています。
手放す本
- また買える本
- もう一度読むかもしれないと、とっておいた本
- 今度読もうと買ってあったが読まなかった本
見出し(全角15文字)
- 感銘を受けた本
- 人生を変えてくれた本
- 古い本・絶版本
- 海外で購入した本
私の経験上、「もう一回読むかも」と思ってとっておいた本はまず読むことはありません。
(読んだとしても、すぐではなく数年先ということも。)
また「捨てるともったいないかも」と思って本を取っておくと、あっという間に本棚がいっぱいに。
大切にしたい本やもう買えない本以外はすぐに手放すようにしています。
どうして本の減らしたいの? ゴールイメージを持って取り組もう。
まずはしっかり、「どうして本を減らしたいのか」を考えておこう。
私が本を減らしたい理由は下記のとおりです。
本を減らす理由
これ以上本棚スペースを広げられない → 本を減らす
また、実際に本を減らし、本棚のスペースが増えていく中で、
新たな知識、考え、感動を受け入れる場所が常にある
というメリットを享受し続けることで、どんどん本を循環させることができるようになりました。
本棚の余白は、未知と出会うためのスペース
本棚に収まりきらない本は生活スペースにあふれ、暮らしに影響を与えます。
生活スペースだった場所が本に圧迫されると、急激に生活スペースが荒れてきます。
本棚の余白は、未知と出会うためのスペース
空けておけば幸せを呼び込めるスペースとして、かなり強い意志を持って余白を維持するよう努めています。
『本の循環サイクル』を整えて、本を増やさない仕組みを解説
『本の循環サイクル』を整えると本が増えすぎず、収納スペースを圧迫しなくなります。
本の『循環サイクル』とは
「本を買って、手放し、また本を買う」までの本の流れのこと
自宅に本があふれるのは、この本の循環サイクルがうまく働いていないことが原因です。
循環サイクルが良好
本の購入≦手放す本の数 → 本は溜まらない
循環サイクルが不調
本の購入≧手放す本の数 → 本が溜まる
ということ。
自宅に本が溜まっている場合は『循環サイクルが不調』になっているので、これの改善が目標になります。
本の『循環サイクル』を整えて、収納スペースを確保しよう。
もし自宅に本があふれていたとしても、『循環サイクル』整えることができればすっきり収納に収めることができます。
私が実践している循環サイクルを整える方法は以下の2つ。
循環サイクルを整える方法
- すぐ読んで、すぐ手放す
- 電子書籍・オーディオブックサービスを使う
この2つの実践で、本の収納スペースから本があふれなくなりました。
ポイント1:すぐ読んで、すぐに手放す
本の『循環サイクル』を整えるには、本を「すぐ読んで、すぐに手放す」を心がけることが大切です。
(1)本は買ったらすぐ読む
まず、本を買ったらすぐに読もう。
買った本をすぐに読まな意で置いておくと、なかなか読まない状態の「積み本」が発生します。
この「積み本」が厄介で、私は一度積んでしまうとなかなか手を付けられないことも。
積み本になる理由
- 本を買って満足
- たくさん買って満足
- そのうち読むからとっておこう
このような心理が働き、「読まないのに取っておく本」が家の中に増えていきます。
気が付けば、買ったまま置いてあった本が廊下に転がっています。
「積み本」になる前にすぐ読んで、この本を「とっておくか」「手放すか」の判断ができる状態にしておきましょう。
買ったままで読んでいない本は、判断を鈍らせ、あなたの大切な暮らしのスペース圧迫していくことを忘れずに。
(2)すぐに手放す
次のポイントは本を「すぐに手放す」こと。
「買ったらすぐ読む」を心掛けていると、自宅から未読本はほとんどなくなります。
そうなれば、あとは「とっておくか」「手放すか」を判断して行動に移すだけになります。
先でも記載した通り、私は下記を手放さない基準としています。
見出し(全角15文字)
- 感銘を受けた本
- 人生を変えてくれた本
- 古い本・絶版本
- 海外で購入した本
つまり、これ以外はどんどん手放していくことになります。
以下では、私のおすすめの本の手放し方をご紹介します。
(3)おすすめの本の手放し方4つ
実際に私が本を手放すために実施しているのは以下の4つ。
本を手放すためしていること
- 本を寄付
- フリマサイトで売却
- 本の買取サービスで売却
- 資源ごみに出す
これら4つで、だいたいの本を自宅からなくすことができます。
上手にやれば、本を手放して収納スペースに余白ができるだけでなく
- ちょっとした社会貢献
- 売却益で次の本の購入資金が手に入る
等の効果もあるので、ぜひ参考にしてみてほしい。
①本を寄付
本は寄付することができます。
特に児童書などは時代が変わっても愛されるモノが多いため、受け入れ先が多いです。
私は子どもたちが読まなくなった絵本・児童書は通っている保育園に寄付しています。
寄付するときのポイント
- 寄付するのは状態の良い本だけ
- 事前にリストアップし、リストを保育園の先生方に渡す
- 必要な本を選んでもらい、寄付する
状態の良くない本や園に必要ない本を渡してしまうと、迷惑になります。
また、園によってはキャラクター物はNG等のルールもあるため、事前のリストアップはとても大切です。
お互い気持ちよく受け渡しができるよう心掛けましょう。
また、大人用の本は本の寄付サイトがあるので、そちらを利用してみるのもおすすめ。
※寄付できる本には「ジャンル」「発行年度」「状態」など細いルールが指定されています。
ルールを守って寄付することで、寄付先の方々の負担を減らすのも大切です。
②フリマサイトで売却
本を売るならまずは、フリマサイトで売ろう。
私は本を売却するときは、「メルカリ」「ラクマ」などのフリマサイトを使っています。
フリマサイトがおすすめな理由
- 中古ショップより高価格で売れる
- 意外とすぐ売れる
またビジネス書や啓発書はリセールバリューが高いものも多いので、中古ショップへの持ち込みよりずっと高値で売却できます。
高く売れれば次の本を買う資金にもなるので、元手の節約にもつながるのでおすすめ。
③本の買取サービスで売却
フリマサイトで売却できなかった本は、まとめて本の買取サービスで引き取ってもらおう。
私が良くお願いしているのはこちらのサービス。
フリマサイトほど買取価格は高くはないが、一度にに大量の本を自宅まで引き取りに来てくれるのでとても便利。
読み終わった本を段ボールの中に入れて保管
↓
一杯になったら買取サービスで引き取ってもらう
だけで、不要な本がお金に変わります。
フリマアプリで売却しづらい本は、買取サービスで一気に回収してもらおう。
(買取価格がかなり安価になるのには注意です。)
④資源ごみに出す
最後の手段は資源ごみに出そう。
ボロボロだったり、書き込みやマーカーを引いた本はほとんど買い手がつかず、売却できません。
(教科書や参考書など)
悩んでる時間ももったいないので、サクッと資源ごみの日に出してしまおう。
以上、4つのサービスで、自宅から本をなくしていくことができます。
本の売却を通して、次の本の購入資金も一緒に手に入れられるので、上手に本を手放していきましょう。
ポイント2:電子書籍・オーディオブックサービスの導入
ポイント2では、電子書籍やオーディオブックサービスの導入により、
紙の本を購入・保管しないことで、本を増やさず読書をするテクニックをご紹介します。
(1)電子書籍サービス「Kindle」の導入
本を電子書籍(Kindle)で購入すると、紙の本は全く増えません。
紙の本を買わないのですから、本を購入してもスペースを圧迫しません。
電子書籍を導入するにあたって購入・登録したのは以下の3つのモノ。
- Amazonの電子書籍サービス「Kindle」で本を購入
- 電子書籍リーダー「Kindle Paperwhite」
- 読み放題サービス「Kindle Unlimited」登録
この3つを組み合わせることで、電子書籍での読書を楽しめます。
電子書籍(Kindle)のメリット
紙の本を電子書籍に変更すると、以下のメリットとデメリットがあります。
電子書籍のメリット
- 本は増えない
- 収納スペース圧迫しない
- 持ち運びが楽
- いつでも好きな本が読める
- 紙の本より10%安い
- 読み放題プランがある
とたくさんのメリット。
どれだけ本を購入しても、収納スペースを圧迫しませんし、「増えたら売る(捨てる)」という手間が無くなるのも大きいです。
また、「Kindle Unlimited」などの読み放題プランに登録すれば、何百万冊もの本を自由に読めるようになります。
大人向け、子ども向けどちらも充実しているのでおすすめです。
-
【2021年最新】もう本の収納や持ち運びで悩まない!快適な読書環境づくりのマストアイテム。『Kindle Paperwhite』をレビュー。
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電子書籍(Kindle)のデメリット
逆にデメリットは以下の通り。
電子書籍のデメリット
- コストがかかる(新品購入のみかつ、中古販売できない)
電子書籍の一番のデメリットはコストがかかるということ。
- 電子書籍:新品購入のみ
- 紙の本 :中古購入→中古販売
という差があり、読書にかかかるランニングコストは紙の本が安くなります。
ただ一方で、中古販売には
- 販売の手間がかかること
- リセールバリューが低い本だと送料の方が高くなる
など見えないコストもあるので一長一短。
(2)読み放題サービス「Kindle Unlimited」を活用
ほしい本すべてを購入するとコストがかかるので、読み放題サービスを活用しています。
読み放題サービスには使って初めて気が付いた以下のメリットがあります。
Kindle Unlimitedのメリット
- 気になる本をちょっとだけ読んだりできる
- これまで触れてこなかったジャンルの本にも出合える
- 子ども用の本が充実
これまで読まなかったジャンルの本に出合えるのが読み放題サービス「Kindle Unlimited」の良いところ。
また、子ども用の本のラインナップが多いのも、子育て世帯にはとてもありがたいです。
(子どもは本を買っても一読したらすぐ別の本を読みたがるので、このサービスにはぴったりです。)
コストがかかりがちな電子書籍サービスですが、うまく付き合えば収納スペースを圧迫せず、自分の好きな本を集めた本棚をつくることもできます。
ぜひトライしてみてください。
わたしの電子書籍の使い方
私なりの電子書籍の使い方は以下の2つの方法です。
私なりのKindleの使い方
①中古でためして最後に「Kindle」で購入
②読み放題「Kindle Unlimited」を家族で楽しむ
電子書籍だけで本をまかなおうとするとコストがかかります。
気になる本を新品・中古で購入
↓
中古で売却
↓
もう一度読みたいと思う本なら「Kindle」で購入
↓
収納を圧迫せず、「好きな本だけ」を所有する。
という感じで、電子書籍を使用しています。
これなら、それほどコストをかけず、好きな本だけを所有し、本棚のスペースも圧迫しません。
何度も読みたいと思った本を、電子書籍サービス(Kindle)を使って購入し所有する。
この方法が一番しっくりきました。
加えて、「Kindle Unlimited」を使えば大人だけでなく、子どもの読書プラットフォームとしてもKindleを生かすことができます。
(3)オーディオブックサービス「Amazon Audible(オーディブル)」の導入
最近はオーディオブックサービス「Amazon Audible(オーディブル)」も使用しています。
オーディオブックサービスは、「聴く読書」サービス。
こちらも、電子書籍とおなじく繰り返し読みたい本を購入しています。
オーディオブックのメリット
ながら読書:通勤や家事の途中でも本が聴ける。
朗読速度が変えられる:時短読書ができる
-
【最新2022年版】Amazon Audible(オーディブル)実際に使って徹底解説!無料体験・解約・おトクな特典・使い方を紹介。
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本とは違い、手や目を使わないので、作業中にながら読書と速読ができます。
登録料無料期間もあるので、気になる方は一度ためしてみてください。
まとめ
今回は、収納スペースから本を溢れさせず、本を増やさないで読書を楽しむ仕組みを紹介してきました。
私自身本から知識を得続けていきたいので、読書をやめることができません。
でも、本が増えすぎて困ってし待った過去がありました。
結果として今のような本の『循環サイクル』を考えて実践することで本の収納スペースに困らない読書のしくみをつくることができました。
ぜひ同じように困っている方がいれば、一度心を決めて本を減らしてみてください。
本棚の余白が、新しい知識と感動を運んできてくれる源泉となるはずです。